名古屋で麻疹流行の恐れ

去る4月11日に愛知県東郷町内の医療機関において麻疹と診断された患者が発生致しました。

県の健康福祉局によりますと患者は名古屋市内在住の10代男性とのことですが、感染から発症までの間、かなり広範囲に移動されていることが判明しております。

確認された患者の足取りの経緯が時系列で発表されています。

 3月28日〜4月2日 沖縄旅行(沖縄では台湾からの輸入麻疹がしばしば発生しています)

 4月4日〜4月7日 埼玉県内の学校に通学

 4月6日(金)  発症

 4月7日(土)  埼玉県から名古屋市へ新幹線で帰省(その後は自家用車を使用)

 同日19時ごろ  名古屋市昭和区内の医療機関Aを受診。

 同日20時ごろ  名古屋市昭和区内の総合病院Bを受診。

 4月9日(月)  同総合病院Bを受診。

 4月10日(火)  愛知県東郷町内の医療機関Cを受診。

 4月11日(水)  同医療機関Cより提出された検体の検査の結果麻疹と確定。

以上のように発病して確定するまでに広範囲を移動され、すでに医療機関Bの30代事務職員と同日受診していた女子中学生が発病し、さらに東郷町内の医療機関を同日受診していた1歳児の発病が確認されたとのことです。

麻疹に関しては2016年9月14日の当ブログでたまたま触れていますのでご参照いただければ幸いですが、最初は発熱や感冒症状のみですので見分けるのは困難で、その時点で既に強い感染力を持っているところが非常に厄介です。インフルエンザは人にうつりやすいとご存知の方は多いと思われますが、麻疹の感染力はそれを凌ぎます。またワクチン接種歴のない方は90%以上が発病します。特効薬はなく、対症療法で多くは改善するものの一部は麻疹脳炎という重篤な合併症を併発し後遺症を残すこともありますので、極めて危険な感染症と言えます。

ワクチンに関しては任意接種となっているため、近年は接種しない方が増えており流行が懸念されます。また1歳未満の小児に関しても当然ほぼ全員が未接種ですので感染が懸念されます。

これを機会に接種歴のない方はなるべく接種をしていただければと思う次第です。

麻疹の抗体価測定、およびMRワクチンの接種に関しましては窓口でご相談ください。

またワクチン接種歴がない方で発熱を認めて受診される際は、まずスタッフまでお声をかけていただけますと幸いに存じます。

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