肺炎球菌ワクチン

65歳以上の高齢者につきましては平成26年10月1日より肺炎球菌ワクチンの接種が定期接種となっており、65歳、70歳、75歳、80歳・・・と5歳区切りの年に公費負担にて接種を進め5年かけて対応する計画となっており、通常ニューもバックスNP(23価ポリサッカライドワクチン)が公費対象となっています。しかし平成28年6月よりもうひとつの肺炎球菌ワクチン:プレベナー13(13価結合型ワクチン)が65歳以上の高齢者に適応追加となっています。

もちろん公費負担されるニューもバックスをまずお勧めするのは当然ですが、なぜこの状況でプレベナー13が登場したのか、それにはきちんとした理由があり、今後は双方を摂取することが望ましいとの方針になるであろうということは厚生労働省の報告からも明らかです。

肺炎は2014年以降、脳血管疾患を抜いて日本人の死因の第3位となっておりますが、そのうち最も頻度が高いのが肺炎球菌性肺炎で成人市中肺炎全体の30〜40%を占めています。また重篤化しやすいことや、高齢者が一度肺炎で入院するとその後の日常生活動作の低下により寝たきりになるリスクが3倍、認知症を発症するリスクが2倍以上になるとの推計が近年明らかになり、肺炎のリスクを下げることが単に死亡率を下げるだけでなく高齢者の健康寿命の延長に直結することが示されるようになって参りました。

ここでは今後数回に分けて、肺炎とは?肺炎になるとどうなるのか?、肺炎を予防するには?肺炎球菌ワクチンはどのくらい有効なのか?、2種類の肺炎球菌ワクチンの違いとどのように接種すれば良いのかをなるべく患者さんの視点から(もちろん費用的な負担も含めて)理解しやすいように解説したいと思います。不定期な更新になるかもしれませんが、なるほど、と思っていただける内容にしたいと思いますのでよろしくお願い致します。

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