PRIVATE MEDICAL SERVICES
自由診療
ダイエット目的のGLP-1
受容体作動薬(マンジャロ)
自費診療について
当院ではこれまで、ほぼ保険診療を中心に生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症など)や呼吸器疾患の治療を行ってまいりました。近年、肥満やメタボリックシンドロームに対する新たな治療法として注目されているGLP-1受容体作動薬「マンジャロ(一般名:チルゼパチド)」について、当院ではすでに保険診療において2型糖尿病患者さんに投与を行っている一方、ダイエットを目的とした自費診療をご希望される方が増えておりお問合せをいただくことが多くなりました。
このたび、十分な安全性と適応を確認したうえで、自費診療としてのマンジャロ治療を正式に開始いたします。

マンジャロとは?
マンジャロは、2型糖尿病治療薬として開発されたGIP/GLP-1受容体作動薬で、
- 食欲の抑制
- 胃の排出速度の低下
- インスリン分泌の調整
などを通じて、体重減少効果が期待される薬剤です。
本来は糖尿病の治療薬として保険適用されていますが、糖尿病ではない方でも肥満・過体重の方に対し、体重管理目的で自費診療として使用されるケースが増えています。
対象となる方
下記の条件を満たす方が対象となります。
- BMIが25以上で、医師の判断により医学的に減量が望ましいと判断される方
- 過去にGLP-1作動薬で重篤な副作用がなかった方
- 妊娠中・授乳中でない方
- 消化器疾患・甲状腺疾患・膵炎などの既往がない方
- 当院での定期的な診察と指導に同意いただける方
あくまで医療としての減量治療を行うため、美容目的のみの方や過度な痩身を希望される方には適応いたしかねます。また安全性確保の観点から投与前検査の実施や定期的な検査によるご確認にご同意頂けない場合も処方はいたしかねます。
診療の流れ
初診・カウンセリング
診察、既往歴、生活習慣、体重・BMIの確認、血液検査などを実施します。検査結果を確認するのに1日いただく場合がございます。もし直近で健診や人間ドックを受けられている場合や当院かかりつけの方で採血結果が確認できる場合などは、当院での初回採血が不要となる場合がございます。
適応判断と治療開始のご案内
問題がなければ、初回用量でのマンジャロの投与を開始します。
定期的な診察とフォローアップ
効果や副作用の確認のため、1〜2ヶ月ごとに再診いただきます。血液検査なども適宜行います。
投与前検査で投与が不適と判断された場合は処方できない場合がございます。
費用
※自費診療のため、健康保険は使用できません
内容 | 費用(税込) |
---|---|
初診料・カウンセリング料 | 2,880円 |
マンジャロ注射(2.5mg 1本・週1回投与) | 4,000円/本 |
再診料 | 750円 |
血液検査(必要に応じて) | 2,000円~ |
マンジャロは用量によって価格が変動します。
症状や効果に応じて医師が増量を検討する場合がありますが、あくまで費用負担との兼ね合いがございますので
無理に増量することはございません。また途中で中断したい場合はご一報を頂けますと幸いです。
注意事項と副作用
主な副作用としては以下が報告されています。
- 吐き気・嘔吐・下痢・便秘
- 食欲低下
- 倦怠感
- 低血糖(特に他の糖尿病薬と併用時)
- 膵炎・胆石症・甲状腺疾患(まれ)
また、以下に該当する方には使用できません。
- 重度の消化器疾患や膵炎の既往がある方
- 重度の腎障害や肝障害のある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 18歳未満の方
治療はあくまで医師の管理のもとでの安全な使用が前提です。
副作用や体調の変化が見られた場合は速やかにご連絡ください。
最後に
マンジャロは、医学的に正しい方法で体重管理を行いたい方にとって有力な選択肢となり得ます。
当院では、単なる薬の処方にとどまらず、生活習慣の改善や栄養指導を含めた総合的なサポートを行っています。
ご希望の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
医師による適切な診察と説明のうえで、ご本人に最も合った治療方法をご提案させていただきます。